『弘法大師さかさ杖』
2019.08.03 Saturday
『弘法大師さかさ杖』
(長野県小県郡東部町新張山国有林11林班ね小班)
名称・シナノキ弘法大師のさかさ杖
所在地・長野県小県郡東部町新張山国有林
樹齢・300年以上
周囲・3,7m
枝張・18m
「森の巨人たち百選」に選定
ここは古くから、長野県と群馬県鹿沢の湯への峠道で、東部町新張地籍一番観音を基点として、群馬県旧鹿沢温泉までの沿道に百体の観音石像が安置されている。その五十番、馬頭観音像を守るかのように、この大木シナノキがある。
このシナノキは別名、「弘法大師のさかさ杖」とも呼ばれている。平安の昔、嵯峨天皇の御代に弘法大師諸国行脚の折、大師がこの峠にさしかかり、この地で休まれた。その時、手にしていた梨の木の杖を大地にさしたところその杖がさかさに根付き、このシナノキの大木となったと伝えられている。
また、他の伝説には「義仲雨宿りしな」とも伝えられ、この付近に木曽義仲の駒返しという場所がある。
所沢川の一渓沢の平坦地に生え、樹相根本より、二つにわかれ、樹齢三百年以上(推定)、周囲三、七m、高さ十七m、枝張り十八m余もあり、シナノキとしてのこれだけの大木は珍しく、林野庁による、「森の巨人たち百選」にも選定されている。
このシナノキは別名、「弘法大師のさかさ杖」とも呼ばれている。平安の昔、嵯峨天皇の御代に弘法大師諸国行脚の折、大師がこの峠にさしかかり、この地で休まれた。その時、手にしていた梨の木の杖を大地にさしたところその杖がさかさに根付き、このシナノキの大木となったと伝えられている。
また、他の伝説には「義仲雨宿りしな」とも伝えられ、この付近に木曽義仲の駒返しという場所がある。
所沢川の一渓沢の平坦地に生え、樹相根本より、二つにわかれ、樹齢三百年以上(推定)、周囲三、七m、高さ十七m、枝張り十八m余もあり、シナノキとしてのこれだけの大木は珍しく、林野庁による、「森の巨人たち百選」にも選定されている。
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